ギリシャ神話 アポロドーロス著 高津春繁訳 の断片的備忘録4
p36 v(5)デーメテールの娘奪還作戦
プルートーン(ハーデス)はペルセポネーに恋し、ゼウスの助力を得てひそかに奪った。
*ペルセポネーはステュクスとゼウスの娘とあるが話の流れ的にデーメーテールがペルセポネーの母説が有力か
デーメーテールはペルセポネーを夜となく昼となく松明を手にして全世界を巡った。ヘルミオーンの人々によりプルートーンが娘を奪ったことを知って、憤怒し、天界を捨てて婦人の姿に変じ、小都市エレウシースにやってきた。
*ヘルミオーンわからない
そしてまず井戸のそばのカリコロン(=美しき舞)という彼女にちなんでアゲラストス(=笑いなき)と呼ばれる石の上に座った。
*・・・・ここらへん全く意味わからない
エウレシースの王ケレオスに赴き、2,3の女に自分たちのそばに座るように言った。その時イアムベー(嘲罵の女性形)という老女が冗談を言って女神を笑わせた。このためテスモポリア祭で嘲罵は女を逞しくするといわれている。
*テスモポリア祭はデーメーテールを主神とする女ばかりの祭り
ケレオスの妻メタネイラの子デーモポーンをデーメーテールは引き取り育て彼を不死にしようと赤ん坊を火の中に置き、必滅の人の子の肉をはぎ取ろうとしていた。
その赤ん坊デーモポーンは驚くほど成長したが、その行為に気づかれ大声をあげられてしまい、そのために赤ん坊は焼き尽くされ、女神は姿を現した。(大声にびっくりして赤ん坊を落としてしまった)
デーメテールはデーモポーンの兄トリプトレモスに有翼の龍の戦車を造ってやり、小麦を与えた。彼はすべての地に小麦をまいた。
説としてオーケアノスとガイアの子。エウレシースの子というものもある。
ゼウスがプルートーンに乙女コレー(=ペルセポネの別称)を地上に返せと命じたときに、コレーにザクロの粒を食べるようにと与えた。彼女は何も考えずに食べてしまった。これはアケローンとゴルギューラの子アスカラポスが告げ口したことが原因だったのでデーメテールは冥府で彼の上に重い石を置いた。ザクロの粒を食べてしまったペルセポネは毎年3分の1をプルートーンとともにいることを強いられた。
*ペルセポネがプルートーンものとにいる間デーメテールは実りをもたらすのをやめた=季節の起源
https://ja.wikipedia.org/wiki/デーメーテール#季節の起源